なぜできないか~理由を知ることは解決の第一歩~
「それはできません」と言われたこと、言ったことは誰しも経験があるだろう。
しかし、そこで「できないまま」にしていては物事は解決しない。
どうすれば「できるように」なるのだろうか。
大切なのは「できない」のレベルを考えることだ。
「できない」のレベルに関して解決が難しい順番に挙げていくと次のようになる。
(1)理論的にできない(例:ロケットは理論的に光速を超えられない)
(2)物理的にできない(例:光速に耐えられる素材が存在しない)
(3)やり方が分からなくてできない(例:光速まで加速する手段が分からない)
(4)時間,金銭,マンパワーなどのリソースが足りなくてできない(例:超高速のロケットを製造するよりも優先すべき事項がある)
(5)社会規範に縛られてできない(例:法で製造を禁止されている等)
(6)やる気がなくてできない(例:面倒臭くて、ロケットの設計なんてしたくない)
「できない」レベルがどこなのかを把握することで、それに対して具体的な対策をうてるようになる。